ご覧いただきありがとうございます。Marcel Breuer（マルセル・ブロイヤー）によってデザインされたチェスカチェアでございます。こちらは現在のknoll社より前に製造をしていたGAVINA社製で1960年代のものになります。ブロイヤーの愛娘の名前「チェスカ（Cesca）」の愛称で知られるこちらの椅子は、後ろ脚が無く、背・座・脚を繋いで鋼管で一筆書きしたような構造のこの椅子は、1920年代に誕生したキャンティレバータイプの椅子を代表する完成度と美しさを持った名品です。十分な強度を持つ鋼管を使い後ろ脚の無いキャンティレバー構造にしているため、座ると適度な弾力性があり、美しさだけでなく椅子としての快適性も備えています。木や籐を使用した背・座がクッション製を高めるだけでなく鋼管の硬質な印象を補い、その洗練されたデザインが今も世界中で愛されています。高さ/76cm, 横幅/46cm, 奥行き/46cm,座面高/45.5cm座面背面の藤は経年によりしっかりとした飴色に変化しており、ヴィンテージ感をお楽しみいただけます。ヨレや破れはありません。背面と鋼管を繋ぐネジの周りの木材に割れがございます。(写真8.9枚目)それにより背面ががたつくなどはなく、安定しています。また、脚には若干のぐらつきがございますが、座ると体重がかかり安定するため気にならない程度かと思います。その他欠陥はなく、良好な状態でございます。ヴィンテージ品ですのでご理解のうえご購入ろしくお願い致します。